この部品って何?~カワサキ艇~
2015年4月1日
[点検・メンテナンス]
2013年モデルのULTRA-LXのエンジンルームです。
カワサキ艇に乗られている方、エンジンルームに付いているこの部品をご存知でしょうか?
実はこの部品、凄い機能があったんです!
正式名はオイルセパレータータンクと言います。
オイルを分けるタンク、、どういう事でしょうか?
まずは画像の丸で囲ったホースに注目します。
ここにはエンジンから出たブローバイガス(未燃焼の混合気)が通っていきます。
ブローバイガスは、そのまま大気には排出されず吸気側に流れていきますが、
KAWASAKI艇はまずオイルセパレータータンクにブローバイガスが流れていく仕組みになっています。
そしてブローバイガスは、オイルセパレータータンクの中で気体と液体に分離をします。
気体のガスは、画像のホースへ流れエアクリーナへと入ります。
液体となったオイルはタンクに止まり、下のホースからエンジン内部へ流れていきます。
つまり、未燃焼のブローバイガスを気体と液体に分離させていたんですね!
カワサキ艇オーナーの方、オイルセパレータータンク!覚えておきましょう。
鈴木