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SEA-DOO艇はなぜフラッシング時間が短いの?~後編~

2015年4月29日 []

前回のブログで2つあった理由の一つが分かったと思います。

エンジンを冷やしている、クーラントという冷却液が冷やされないという事でした。

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今回は2つ目の理由、ずばりカーボンリング(ドライブラインシール)が関係してきます。カーボンリングとは?

 

まずカーボンリングと密着しているこの金属の部品。ドライブシャフトに付いていますが、

この部品はエンジンが掛かっている時、勢いよく回転しているんです。

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カーボンリング自体はドライブシャフトの動きに連動していないので、

エンジンを掛けても回転はしません。

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ここで気になったのがエンジンを掛けている時、カーボンリングに密着している金属の部品が回転している!という事なので

摩擦とか大丈夫かなー?と考えると思います。

ですが、これは陸上でも水上でもエンジンを掛けている限り摩擦は仕方のない事だと感じます。

カーボンリングの削りカスが気になるようでしたら、一度点検に出しましょう!

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しかし、それより怖いのが、摩擦熱!でカーボンリングが破損してしまう事です!

そしてこのカーボンリングに伝わる熱を冷却させるために、吸水口から取り入れた水を使用しています。

つまり、水に浸かっていないとダメなのです!

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なので、カーボンリングはエンジンルームへの侵入を防ぐシールの役割とともに、カーボンリング自体も摩擦熱が冷却されるようになっていたんですね。

これも陸上のフラッシングは

吸水口から水を取り込むことができないので、カーボンリングは冷却されていないことになります。

カーボンリングが破損すると、船内に水が漏れて浸水!となります。

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これで2つの理由が分かりましたが、いかがでしたか?

SEA-DOOマニュアルでは90秒!

SEA-DOO艇に乗られている方は、陸上でのフラッシング今一度気を使ってみてください。

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鈴木