YAMAHA NEWエンジン TR-1 試乗レポート!
2016年 YAMAHA(ヤマハ)の注目の1つであるNEWエンジンがTR-1が登場する事は多くの方もご存じと思いますが、先日YAMAHAディーラーミーティングが開催され実際にTR-1エンジンのVX-DXに試乗してきましたので、その感想をお伝えします。
先ずNEWエンジン TR-1は、VXシリーズの為に新たに開発されたエンジンで、スノーモービルのエンジンをベースに新たに製作されたそうです。外から見えるパーツ類は全てマッドブラックの塗装が施されており、エンジンルームを覗くのが楽しみになるような印象を受けました。
MR-1エンジンからの進化は、YAMAHAの開発部の方が特に言われていたのは以下の4点でした。
・小型・軽量化
減速ギアの削除やオイルタンクの統合、また4シリンダーから3シリンダーになった事で部品点数が大幅に削減され25%(25Kg)の軽量が図られました。またエンジンは軽量化されましたが、出力は吸気等を変更し約13%向上。以前のMR-1エンジンは102馬力でしたがTR-1エンジンは115馬力になりました。
・燃費
出力は13%向上した上、更に燃費は20%向上。ロングツーリングをされる方やランニングコストを抑えたいユーザーにとってはとっても嬉しい数値ですね。
・メンテナンス性
先ず目に飛び込んできたのはオイルフィルター(赤丸)がエンジンの上部に取り付けられてる事でした。旧のエンジンは横に取り付けられており取り外す際にオイルが船底に垂れてしまうという事もありましたが、これからはそんな悩みからも解放されますね。またオイル交換ですが、以前はオイル全量の約50%程しか抜けなかったのですが、改良され全量の95%抜けるように!オイルが交換の際にほぼ全量抜けるのは嬉しいですね。
・振動、騒音
4シリンダーから3シリンダーになった事で、エンジンの振動や騒音がどうしても大きくなる印象が強いですが、そこはYAMAHA開発者が特に力を入れて取り組んだ課題だったようで、その振動と騒音に関しては試乗レポートにてお伝えします。
NEWエンジン TR-1搭載 VX-DX試乗レポート
ジェットにまたがり、エンジンを掛けた瞬間僕の予想を裏切るエンジン音でとても静か。また振動も以前のVXシリーズと比較しても気にならない程度でどちらかというと軽いという印象を受けました。いよいよ試乗です。スロットルを握ると回転数が上がり加速しますが、その加速力は115馬力以上のパワーを感じました。きっとエンジンが軽量されたことにより、エンジンパワー以上に加速力が向上したと思います。トップスピードはフワフワとした海面でジェットが跳ねてしまった為、正確な計測は出来ませんでしたが、加速・トップスピード共に以前のVXより遥かに向上し進化している事が伺えました。またコーナーリング性能に関しては、「コンパクトロケット」と異名をとる運動性能抜群のVXRと同じハルを使用してだけあってよく曲がります。更に安定性もあるのでツーリングにも行ける機種だと思いました。
いかがでしたか。以上が僕が試乗させて頂き感じた感想です。新しい物が出ると、ワクワクしますね!YAMAHA 2016年モデル お楽しみに!
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はっとり