テスト走行中に分かった水漏れの恐怖
2016年3月30日
[点検・メンテナンス]
2009年GTI130のテスト走行を行いました。
テスト走行は中古に出す前のジェットや修理などしたジェットを海上で走らせて、不具合など問題がないか実際に乗って確かめる点検です。
水に浮かべている時にどこからか水漏れがないかチェックする訳ですが、SEA-DOO艇だと赤丸のシャフト周りにあるカーボンリングという部品は特に要チェックしています
この画像も実際にジェットを浮かべている時に撮ったものですが
矢印のカーボンリングから水漏れはなさそうでした。
カーボンリングにキズなどあると、この辺りからポタポタと水が浸入してきてしまいます。
ここでテスト走行中にちょっとした実験をしてみました。
カーボンリングは水の浸入を防ぐシールのような役割。ではもし、水の上に浮いている時カーボンリングに致命的な大ダメージを受けていたとしたら・・こうなります。
この量は大袈裟すぎましたか・・
しかし少し隙間をつくってみただけで、水圧が凄いのが分かりますよね。
陸上でエンジン掛け過ぎたり、浅瀬の砂や砂利がダメージの原因に繋がるのでお気をつけください
カーボンリングの値段は約1万ほど(工賃別)ですが
浸水した後を考えれば、高い気はしないですよね。