ヤマハAR195とスカラブ195HO 比較
ジェットボート比較 19フィート編
現在、日本国内で販売されているジェットボートはヤマハとスカラブのみです。ギリギリトレーラーでけん引できるのは現実的に19フィートまでかなと思います。
けん引する姿をよく見る19フィートボート、その19フィートボートのヤマハとスカラブを比較してみました。
下写真はスカラブ195 HOインパルス
SPEC
サイズやエンジン馬力などほぼ同じスペックです。
YAMAHA AR195 全長:5.8m 全幅:2.4m 完成質量:1044cc 燃料タンク:114L 定員:8名
トレーラー付き(USA仕様) ナンバー登録するための予備検査取得可能
エンジン:1812ccインタークーラースーパ―チャージャー 250馬力
SCARAB 195HO 全長:5.74m 全幅:2.44m 乾燥重量:1120kg 燃料タンク:117L 定員:8名(予定)
トレーラー付き(USA仕様) ナンバー登録するための予備検査取得可能
エンジン 1494ccインタークーラースーパーチャージャー 250馬力
YAMAHA AR195
SCARAB 195HO
YAMAHA AR195
ヤマハは2カラーが用意されています。
SCARAB 195HO
スカラブは日本ではレッドのみの1カラー
ドライバーコックピット
YAMAHA AR195
SCARAB 195HO
カーペットは外してあります。
プラットホーム
YAMAHA AR195
2段のプラットホーム、上には物入れがあります。
SCARAB 195HO
2段ですが上にはクッションがあり海上での停止時に座ることが出来ます。背もたれは前後しますのでシートになります。
下のプラットフォームはヤマハに比べてとても広いくウェイクボードを履いたりするには余裕があります。
シートレイアウト
YAMAHA AR195
SCARAB 195HO
スカラブには助手席があります。
カーペットは外してあります。
エンジンスペース
YAMAHA AR195
マリンジェットと同じSVHOエンジン
SCARAB 195HO
スカラブはSEA-DOOと同じROTAX 4TECエンジン
バッテリースペースなど一辺にオープンするので整備性が良いです。
また銀色の防音材の厚みが約3~4cmありエンジン音がとても静かです。
もう一度上からの写真を見てください。
YAMAHA AR195
SCARAB 195HO
ヤマハと見比べるとスカラブにはいくつか工夫されている箇所がありますよ。
コックピットはスカラブのほうが優れている感じですね。
可変キール
YAMAHA AR195
写真はツインポンプなのでAR195のものではありません。AR195はポンプは1つですが可動式キールは標準で付いています。
キールの後方に、ジェットポンプノズルと連動する可動式キールを装備。さまざまなスピード域における保針性を高めるとともに、低速走行時における舵効きを向上。離着岸などの細やかな操船も直感的に行えるなど、他の推進器ボートに近い感覚で操船することができます。
このシステムが標準装備されているのは離着岸にはとても便利、ここはヤマハが優れていますね。
別件ですがヤマハはドレンコックが1つです。
SCARAB 195HO
可変キールは付いて無く一般的なポンプです。
ヤマハでふれたドレンコック、スカラブには2個付いています。
メーカー希望小売価格
YAMAHA AR195 定価¥5,900,000+消費税
SCARAB 195HO 定価¥6,980,000+消費税
ヤマハに比べてスカラブは¥1,080,000高い設定です。これはやはり居住スペースの各所に便利さを追求する拘りやデザインに拘りがあるからだと思います。
実物を見比べてもスカラブの方が『金が掛かっているな~』と思えますよ。
少しでも安いほうが、また桟橋への離着岸に便利な可変キールが絶対必要ならヤマハですね。
可変キールが無くても操船慣れするから可変キールは要らない、居住スペースの便利さデザイン性(見た感)を重視するならスカラブですね。
さあ、あなたはどちらを選びますか?
スカラブ195HPインパルスはこちら ヤマハAR195はこちら
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スカラブ、ヤマハはネオスポーツにお任せください。
林戸