シーズン到来!ポンプ修理増えました。
2017年7月6日
[点検・メンテナンス]
7月。ジェットシーズンに入り、今年も
お約束の、ポンプ周辺の修理事例が増えてきました。
今週でなんと2件!
一つずつご紹介していきます。
まずSEA-DOO GTR215 2014年モデルです。
ポンプに固い異物を吸い込んでしまい、そのままペラを回してしまった結果、ハウジング事大きく削れています。
この修理で交換した部品はインペラ・ウェアリング・そしてこのハウジング(中身OH)と
10万を超える金額となってしまいました。
やはり、異物を吸い込んでしまったらむやみにエンジン始動するのは、後々大きな費用となってしまいます
続いては、YAMAHA艇 FXC-HO 2009年モデルです。
インペラとポンプハウジングのクリアランス(隙間)が、使用するごと徐々に広がってしまい、加速が落ちてしまっていました。
具体的には0.35~0.45㎜のクリアランスが既定の範囲内に対して
このクリアランスは0.75㎜!マニュアル交換限度の0.6㎜を超えています。
このように小石など細かいものを巻き込んで、ポンプハウジングが少しずつ削れていくケースもあります。
また逆に、ポンプハウジングの内径がサビで膨張し、インペラ干渉してしまうケースもあります。
今シーズン、まだまだポンプにまつわる修理が増えてきそうです。
ポンプからの異音、また加速に違和感など覚えたらすぐに点検に
お持ち込みください!