意外と盲点!?ここも水漏れ・水没の原因に!
春の嵐後、穏やかな天気なのでテスト走行をしました。サービスの鈴木です。
ちなみにテストを行うのは、SEA-DOO艇で
「なんかエンジンルームのビルジ(溜まり水)が増えているような気がする」
この症状を確認する為です。
ホントだとしたら、エンジンルームの水漏れ!ということになりますが、
浸水するほどの量でもなさそうなのが、単純にドレンの閉め忘れでも無いようですね。
・・で一つの答えを導きだした結果、実際に走ってみようと考えた訳です!
症状が現れたのは、エンジン停止してジェットを浮かべている時です。
画像は、エンジンルーム底にあるビルジフィルター。
これは見えずらく申し訳ないですが、目視ではビミョーーに漏れているような・・
いよいよビルジ系統が怪しいので、ホースを辿っていくと、、いや辿る必要なく
隣でホースフィッティングが地面に垂れ下がっていました
小便小僧ばりにフィッティングの空気孔から漏れ始めています。
この漏れの原因は、、
ビルジホースがジェットの喫水より下に垂れ落ちたからなんですね
通常は、ホースフィッティングが排気ホース上部に固定されて高い位置にあります。
これは喫水よりも上の位置。
水に浮かべた時の喫水位置はこの辺り。
過給機モデルだと、スーパーチャージャーが半分浸かるくらいですかね
ホースを固定していたタイラップが切れてしまったり、下にズレて
赤いラインより下に垂れてしまうと今回のような漏れが発生してしまうんですね。
深刻な浸水とまでにならなかったのは、このビルジホースがジェットポンプの推進力で発生した
負圧を利用してビルジを吸い上げている仕組みだったからです。
つまりジェット走らせていれば今回の場合、水漏れはせず、
エンジンを停止している間に漏れてしまったみたいです。
ですが、ちょっと疑問があってですね
喫水より下にビルジホースがあるならば、ビルジフィルターからもっと水が溢れてもおかしくないように感じます。
実は、SEA-DOOのビルジフィルター内にはボールが入っており、内側から水が逆流しにくいバルブの役割もしていました。
では、他のメーカーの場合、、
ヤマハ艇は電動ビルジも付いてますが、カワサキ艇で見ると・・
これが結構ドバドバみたいです。。
ちなみにカワサキ艇のビルジホース固定位置は
エンジンルーム後方のダクトホース近くに付いています👍
乗船前点検時にビルジホースが垂れ下がっていないか、確認しておくのも大事ですね!
SEA-DOO YAMAHA KAWASAKI の正規販売店 ネオスポーツ
鈴木