頑固な固着フィルター 外すことが出来た道具は・・・
オイルフィルターが固着してしまったら、どうすればいいのでしょうか・・
先週の作業はまさに試練でした
YAMAHA艇2010年モデルのジェットで3年はオイルフィルターの交換をされてないと思います。
(この画像は・・すいません固着艇では無いですが、同モデルのオイルフィルターの位置になります)
この限られたスペースでどうする!?って話なんですよ
ただ、あまりこんな機会も少ないのでどういった道具・手段で外す事が出来たか検証してみました。
まずは私が考えられる戦力になる道具を集めてみました☟
ちなみに通常のフィルターレンチではフィルターの山がスベッてしまう状態です。
まず①フィルターレンチと布。
これは先ほど滑るといったフィルターの山を布でかませてフィルターレンチとのクリアランスを少なくする方法ですね。自動車とかでこの方法をよく耳にするので試してみましたが・・・ダメでした
課題点はオイルフィルターをしっかりかませるのに、ハンマー等が必要。そんなスペースあるはずもなく、結局滑ってしまう結果に。幅が確保できる箇所なら有効か
次は②の特殊工具。
よく使うのだと、kawasaki艇のプーリーを空回りしないように縛って固定する特殊工具ですね。山が滑ってしまうなら縛ればどうか、という事ですが・・・ダメでした。
課題点は取っ手の部分が長すぎる・・この工具の本領を発揮するにはフィルター付近の電装部品等、手間の多い部品を外す必要があるため現時点ではボツ
次は③の特殊工具。
これは、固着フィルターを外す最終手段に近いもので、普通のフィルターレンチのようにセットして、力を加えていくとフィルターをつぶすように「ギュッ」と縮まり、滑らないように固定する工具ですが・・・ダメでした。。
僕の経験では、大体ここで取れるはずなんです(泣)今回の課題点は、このYAMAHAのジェットは1800ccより少ない排気量のジェットだったのでフィルターの大きさも小さめに設定されてました。なのでつぶす力が存分に発揮できず、結果滑っしまいました。
最後は④の工具。貫通できるようなドライバーです
これも最終手段です。もう腹立ってきたからぶっさそうぜ!・・という訳でなくシンプルにこの工具をフィルターに貫通させて固定。それを持ち手として回す方法ですが・・・成功しました!
ただ、ご覧のようにオイルは飛び散るのでウエスは必要ですね☝
そしてハンマー等でたたきますが、根気のいる作業ですね✊
注意点としてはオイルフィルター取付ネジが中心にあるので、円筒の中心ずらした位置で貫通させると良いですかね
ただですよ、
こういった方法がすべてうまくいかなければ⑤エンジンを降ろすという手段も出てきます
そんな最悪の選択を避けるた為にも、定期的にオイルフィルターの交換をお願いします。