テスト走行から不具合を体感!
2017年9月7日
[点検・メンテナンス]
こういった職業ですので、仕事でジェットに乗る事があります。
不具合艇を実際に走らせて症状を確認したり、修理後のテスト走行など様々です。
たまに「ジェットに乗れていいね!」と言われますが、そんな訳ありません(笑)
お客様のジェットに乗っているのです、予期せぬ不具合などないか、ビクついてます。。
さておき、今回は不具合艇の確認でジェットに乗っています。(SEA-DOO RXT-x260)
なぜかと言うと、、
陸上では調子は良く感じるが、水上で走らせると回転数が上がり切らない(5~6000回転ほど)症状だからです
確かに陸上でのフラッシングでは
特に不具合を感じることが無く、水上だと回転数がトップまで上がらない。
速度にして70~80キロほどといった所でした。
考えられる箇所は一通り点検しておきましたが、その中で気になる箇所
燃料系、その中でも燃料ポンプからの燃圧が怪しいと踏んであります。
試しに燃料ポンプを外して見ましたが、特に違和感なく感じますが、、あれ?問題ないのか・・
たまたま近くに置いてあった正常燃料ポンプと比べてみると・・
燃料フィルターってこんなに黒かった?
このジェット実は、燃料タンクに少量の水の混入はあったのですが、この黒いのがモーター部から出たサビだとしたら、、
不具合の原因として十分考えられますね!
念のため、燃料ポンプを付け替えてまた海へ、、本日2回目
結果・・めっちゃ調子良くなりました!
波も穏やかなので0~100㎏の加速もおそらく3秒は掛かってないでしょう。
どーでもいいですが、このクラスのジェット(RXT-x260)で、100㎏までの加速が同等なのは
車だと日産GT-Rだったり、ランボルギーニ ウラカン クラスになります。
テストしながらそんなことふと考えていると、私たちはとんでもない乗り物に乗っていますね(笑)