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どうする?浸水・水没したらエンジンを掛けるべきか

2018年6月7日 []

浸水や水没をしてしまったらエンジンを掛けるべきか否か??

私の主観を踏まえてこのテーマでお話していきたいと思います。

 

特にこれからのシーズンでは何らかのトラブルで
エンジンの浸水や水没してしまう事例が多く発生しています。

 

上のテーマでは、まずその場の状況判断によって変わってくるとは思います。

緊急時助けが来ない状況で、もしエンジンが掛かかるのであれば安全な場所まで航行するのも決して間違いではないでしょう

 

 

気になるのは、その後の水没エンジンの復旧作業にかかってくる費用を出来るだけ抑えるにはどちらが良いのか??

 

 

 

一概には言えませんが、基本・・

エンジンは掛けずにすぐにお店に出しましょう

もしくは、エンジンが掛からなくなってしまった場合・・

無理して掛けようとしなくて大丈夫です。すぐにお店に出しましょう

 

水が入ったエンジンは回さない方が良いのか?

まず水没したエンジンの復旧作業は大まかに2つあります

 

①吸気系部品を脱着・水抜きし、エンジンオイルを複数回交換し

 コンディションを元の状態まで戻していくケース。

 

②場合によっては、エンジン分解・清掃。また必要な部品の交換をしなければならないケース。

 

費用でいえば、の復旧方法のが安く済む可能性があります。

上の画像のように水が混入して「かき混ぜられたオイル!」は白濁色した乳化現象が起きます。

これはオイルの性能を下げるのみならず、サビの発生するリスクもあり放置しておくのは危険な状態です。

 

費用を考えてみてもこの乳化オイルの交換回数を減らせればまたグッと安くなるでしょう。

 

また最近あった水没艇のオイル交換をした話ですが、転覆したエンジンが掛からなくなったジェットを、友人に曳航してもらいそのままお店に出されました。

 

この時点では、オイルは乳化しておらず、そのまま吸気系部品を脱着・水抜きし、エンジンを始動する前にオイルを抜いてみました。

 

画像で分かるように、オイルより比重の重い水は下の方に溜まっています。量にして1.5ℓほどでしょうか、この1.5ℓの水がエンジン内部でかき混ぜられ、最初の段階で乳化オイルになっていたらもっと厄介になっていたでしょう

 

と、お話しをしてきましたがエンジンが浸水・水没したら大抵エンジンは掛かりません笑

ただそれでいいんです。

 

落ち付いて、早めにお店に出すよう心がけておきましょう