【珍】電気系統の事例 配線カプラーに水が入ると・・
2018年9月20日
[点検・メンテナンス]
ジェットでは電気系統の不具合に関する原因で、実は配線カプラー内に水が混入していた!
なんて事もあります。
水を噛む影響で、センサー類や電装部品の警告やエンジン制御なども
引き起こす場合もあるので厄介です
しかもそれだけでなく、時間が経つと、銅線特有の緑青(青サビ)も引き起こします。
エンジンルームの水洗いで水圧が強すぎたり、エンジンルーム内の湿気、または転覆や水没したときなども、配線カプラーに水が混入していないか注意しておきたいですね
ここで1つ↑の原因に関する事例をご紹介します。
YAMAHA艇に乗っていたお客様がいたのですが、途中で転覆してしまいました。
ジェットを引き起こす事は出来ましたが、いくらか水がエンジンルーム内に侵入していました。
そして改めてエンジン始動すると、エンジンが掛からない!
そのまま曳航されて修理に出すことになりました。
そして原因を探っていくと、なんとジェットにリモコンキーのロックが掛かっていたんですね!
転覆する前は勿論、キーのロックは解除されているはずですから、転覆後ロックが掛かっていた事になります。
そして探っていくと、画像にある部品。
リモコンキーレシーバーのカプラーに水が噛んでいました。
この部品はキーの信号を受信してECUに送っていますから、辻褄は合ってしまうんですよね
まぁかなりレアな事例だと思うので、確信は持てないのですが、電気系統の不具合って結構??な症状が多かったりします。
エンジンルーム内には水気をあまり溜めないようお気を付け下さい。