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切れるスレスレ!?ベルト分析開始

いきなりですが、
カワサキ艇の(新・古)スーパーチャージャーのベルトを並べてみました。(ULTRA260 2010)

 

切れてないベルトを交換するのは久々なので、つい写真を撮ってしまいました。

パッと見、違いは分かりにくいですね、問題はコレまだ使えるかどうかです

 

過去の事例で見ても、プーリーがサビに侵食され始めるとベルトの断線率は急激に高くなります。。

 

何とか外せたこのベルトも、もしかしたら断線の危険信号が出ているのでは・・?

 

メーカーマニュアルに基づいて、簡単に古ベルトの点検を行ってみます。

 

点検項目は5つ

①ベルトの歯に外部亀裂はないか

→ 意外に亀裂やひび割れというのは見当たりませんでした。ただ突如切れる事があるのがベルトなので、これだけでは安心できませんね

 

②ベルト歯の摩耗

→ ×歯のフックからすり減っているのが目視でも確認できます。ただマニュアルでは規定値の数値が定められていないのが残念です

なので、勝手に数値を比較してみました。ご参考までに

 

③ベルトにひどい割れや欠損は無いか

→ ①に似ていますが、割れや欠損もありません。

 

今回のベルトとは違いますが、中にはベルトの歯が抉れてツルツルの状態になっていた事例もあります。これも即交換ですね

 

 

4.5はまとめます

④⑤心線の切断・欠損・またははみ出し

→ × 耐屈曲性とベルト長維持の為に繊維が組み込まれていますが、心線のほつれ、はみ出しという点でアウトですね

 

5項目の内少なくとも2項目は当てはまる結果となりました。。

ちなみにマニュアルでは1項目でも当てはまれば、交換が必要となります。

 

25時間毎にSCベルトの点検が必要になりますが、
切れる前に点検時期のタイミングで交換するのをオススメします。