カワサキ艇 ULTRA300LX 吸気系センサーの故障!?
カワサキ艇 2012年モデル ULTRA300LX
症状
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・エンジンを吹かすと警告が出る。
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・警告が出た状態では、エンジンが3000回転ほどまで制御されてしまう。
検証:発生していた故障コードは・・
・発生していた故障コードを確認すると「アクセルポジションセンサー」に関する不具合でした。
※画像 エンジンルーム正面から見て前方左舷側
アクセルポジションセンサーというのは、
スロットルを握った開度を電気信号に変換してECUに送っているセンサーになります。
とりあえず、セオリー通りに「アクセルポジションセンサー」を付け替えて点検してみると、症状は改善されました👍
結果:アクセルポジションセンサー交換
39074.レバーアッシ(スロットル) ¥24,420
税込/2020年現在
※スロットルケーブルの調整や開度を出しているプーリとセンサーは一体となっており、センサー単体を脱着したり交換することは残念ながら出来ません。。
補足:カワサキ艇のスロットルケーブルについて
現在では3メーカーでカワサキ艇のみ、スロットルケーブルという原始的、もとい機械的な方法を取り入れていますね。
しかし、今回の故障個所もセンサーでしたが3メーカーとも電子制御システム(ETV)という電子式でスロットルのコントロールをしています。
カワサキ艇のスロットルレバーも辿っていくと、スロットルボディへは続きません。
スロットルプーリに接続されその開度を隣のアクセルポジションセンサーが読み取ってEUCに送っているんですね。 ケーブル使用以外は原理として3メーカーとも同じです
あえてセンサーまでの伝達方式をケーブル使用にすることで、より自然なスロットル操作感覚を実現できる。というのがメーカーの強み?のようです。
レースの歴史があるカワサキならではの作りですよね。
脱線しましたが、
カワサキ艇のスロットルレバーの、あの重みもカワサキカラーの1つだと思うわけです。