SEA-DOO艇 GTX-LTDIS260 警告発生!吸気温度センサー
SEA-DOO艇 GTX-LTDIS260 2015年モデル
症状・状態
・エンジンを始動すると警告が発生した。
・エンジン回転も制御されているような・・不安定。
・故障履歴では吸気温度に関する内容が残っていた。
検証:吸気温度80℃オーバー?
吸気温度センサー交換
故障履歴からは、吸気温度についての説明がありました。
試しにエンジン始動直後の計器類を見ていると・・☟
吸気温度82度!
通常だと外気温に近い数値が出るかと思います。
ちなみに作業日は12月初旬の気温は18℃くらいでした。にしてもちょっと異常な数値ですね。
では吸気温度センサーを付け替えて確認してみます☟
この艇はサスペンションモデルですが、センサー交換の際、
部品を外さずにギリギリ手が届くかどうかの場所です。
ですが他の点検もかねてここまでの状態にしときたいですね☟
吸気温度センサーは上から見ると矢印の辺り☟
インテークマニホールドに設置されています。
外した吸気温度センサーです☟
少し塩気などありますが、センサー類は基本見た目では判断できないですね。
この吸気温度センサーをちょっと調べてみると・・
温度に応じて抵抗値が変化するサーミスターが使われていますが、その中でもNTCタイプ(負の温度係数)のセンサーのようです。
NTCタイプは温度が上昇するにつれて、抵抗値が小さくなっていきます。
仕組みとしては、その抵抗値の信号をECUが読み取り、
異常な数値なら今回のように警告が発生する事になります。
新品との比較です☟
本題に戻って早速付け替えてみたところ・・症状は改善されました。
実際に数値を確認してみても・・14℃ いい感じです。
結果:吸気温度センサー交換
9.吸気温度センサー ¥5,159
10.THRUST WASHER ¥1,991
※吸気温度センサーはSCとNAで品番が異なります!
ネオネットマリン純正部品 税込/2020年現在
実は吸気系センサーは合体していた!?
こちら☟は2016年モデルのRXTの吸気温度センサーです。
形状が変化しているのが分かると思います。
この形状のセンサーはSCモデルでは2016年以降から、
NAモデルでは2018年以降から変更しています。
実はこのセンサーは、今までの吸気温度センサーと吸気圧センサーを合体して
1つのセンサーとなったものです☟
MAPS=マニホールド気圧センサー
MATS=マニホールド温度センサー
MATPS=マニホールド絶対圧および温度センサー
まだ合体したMATPSセンサーを交換した事例はありませんが、
何と言っても、金額も¥22,000近くする高額なセンサーとなっています・・
このセンサーを掘り下げていませんが、修理ブログとして取り扱う日が来るのか、
経過を待ちましょう。
引き続き、随時サービスブログをアップしていきます✌
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