SEA-DOO艇 RXT-X260RS フロントハッチのアブソーバー不良!
SEA-DOO艇 RXT-X260RS 2015年モデル
症状・状態
・フロントハッチのアブソーバーが効いてない。
・ハッチを閉める時、「バタンッ!」と勢いがついてしまう。
・ハッチ付近に所々、錆汚れがあった。
検証:不具合はダンパーか?
Tフィッティングか?
これについては、過去の記事にも似た事例を扱った事があります。
その時は、アブソーバの先端部品、Tフィッティングが破損した内容でした☟
一番下にリンク先を貼っておくので、気になった方はご覧ください。
で、今回外したダンパーです☟
Tフィッティングは1か所折れていますが、これはどうなんでしょう?
蛇腹のゴムホースをズラすと、ピストンロッドと
それが納まるシリンダー(外筒)が見えます。
試しに手の力でロッドを押し込むと、縮んだ状態になりました。結構スコスコです。
ハッチが「バタンッ」となるのも分かりますね。
そしてロッドを動かしている時に、矢印付近からサビ汁と
オイルの混ざったような液体が溢れてきました☟
何やらヤバそうですが、一旦ここまで!
アブソーバーの不良で間違いなさそうです。
結果:フロントハッチ アブソーバー交換
5.SHOCK ¥11,770(Tフィッティング込)
ネオネットマリン純正部品 税込/2020年現在
アブソーバーの内部構造
このアブソーバーがどんな構造で、どんな内部か?
正直そんな情報ありません!(笑)
という事で自己満足になりますが、まずはアブソーバーの内部を見てみたいと思います☟
そして・・ロッドの納まっているシリンダー(外筒)の中身がこちら☟
ロッドの伸縮によって、ピストンもシリンダー内部で動いているようですね。
で、ピストンが押し込んでいるものは何か・・
下の方にはまだ、オイルが残っていました。あとマニュアルにはガスショックアブソーバーという事だったので、ガスも内部に充填されています。
そしてアブソーバーの働きについてですね。
フロントハッチを閉める時、「バタンッ」と勢いが付かず、スピードを抑えているのはアブソーバー内部で「減衰力」が働いているからです。
これはピストンバルブに穴・・か何か一定量オイルを通過させている弁があり、その抵抗を減衰力にさせているようです。
そして最後に・・ちょっと分解画像は取れませんでしたが・・
シリンダーとロッドの先端辺りに、密閉性を高めるシールが封入されていました。(あれは間違いない)
今回その付近にサビとオイルが混ざった液体が流れた事から、シールの機能が低下して
オイル・ガス漏れが起こっていたのは間違いないようです。
で、もっと言えば海水使用という事なので、「塩害」が大きく関わってくるような気もします
(サビも多かったです。)
勿論アブソーバー自体の性能低下もあり得ますが、
特に海水使用では、フロントハッチの裏側「アブソーバー」にも
塩気が残らないよう気を付けたいですね。
https://dr-oshin.com/1102/
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