SEA-DOO艇 GTX155 IBR動かない!交換作業
SEA-DOO艇 GTX155 2016
症状・状態
・ IBRが動かなくなった。
・ ゲート位置はNの状態のままに・・
検証:接触跡が気になったので・・・
IBR脱着付け替え
IBRが動かない。この症状どっかで・・・と思ったら
過去の記事を遡ってみると、正に同じような症状です☟
https://dr-oshin.com/720/
☝の事例を見返すと、IBRアッセンブリの交換となっており、
IBRゲート付近には接触(衝突)の痕跡もあったようです。
すかさず確認してみると☟ん、ここも内容被りますね。
念のためゲートやIBRアームなど確認しましたが、
破損や損傷は見つかりませんでした。
ここからはIBRを脱着して、点検用に付け替えて作動するかどうか、
確認する方向でいきます。主に脱着風景メインでご紹介します。
ゲートやノズルを取り外すと、IBRの連結アームが見えてきます☟
このアームが伸び縮みをして、ゲートも動いています。
ブーツを外すと、アームの連結部分が見えます。
矢印の部品がIBRアッシから伸びているシャフトです。
意外にもIBR自体は、矢印のプラスチックナットとゴムストラップのみで
固定されています。旧型IBRに比べて脱着自体はスムーズに行えるようになりました。
エンジンルーム側に回ってみます。
IBRが付いている場所は、船体後方ウォーターボックスの隣にあります☟
IBRを持ち上げてみると、10何ピンか(曖昧です)の
大きめのカプラーが付いています。
稀にこういったカプラー内に水が溜まって、電気系の不具合が出た事例もあります。
ただ普段このような箇所の点検は中々出来ませんけどね・・
これでやっとIBR取り外すことが出来ます。
次に、点検用のIBRにカプラーを取り付けて、IBRシャフトが
動くかどうか確認します☟上げ方はオーバーライド機能を使いました。
この機能の説明は一番下で外部リンクを張っておきますね。
今がゲートが上がった前進の状態☟
次にゲートを下げた後進の状態☟ちゃんと作動しました!
配線ハーネスは問題なさそうでホッとしましたね。
このあとIBR交換後、症状改善されました。
結果:IBRアッセンブリ交換
41. IBRアッセンブリ ¥135,300
40. ラバーガスケット ¥319
47. クランプ ¥758
62. クランプ ¥1,089
※税込/2020年現在 ネオネットマリン純正部品
※新品のIBRに交換した際、PCからIBRの自動更生を行う必要があります。
お近くの正規ディーラーまたは修理工場に持っていきましょう。
ちなみに不具合のあったIBRですが、少し振ってみると、
内部で「カラカラ」と音が鳴っていました。これ絶対内部で損傷起きてますね。。
分解まですることが出来ませんでしたが、サービスネットワークで耳にした話では、
このタイプのIBRは、ゲートからの負荷や衝撃などで、内部の機械的なダメージが起こる
ケースがチラホラあるとか無いとか・・
私の事例集でも2件目ですが、どうなんでしょう・・実際に確認してませんので、
ちょっと曖昧にしておきます。
最後に、SEA-DOO艇のオーバーライド機能の外部リンクを張っておきます☟
これが出来ればエンジンを掛けていなくても、IBRゲートの上げ下げが可能になり
とても便利ですよ👍
SEA-DOO(シードゥー) リバースゲートの上げ方【2016年モデル以降】
SEA-DOO(シードゥー) リバースゲートの上げ方【2015年モデル以前】