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実は凄い、秘密がいっぱいの船底(ハル)!

2015年12月17日 []

普段ジェットを乗っている時にはあまり気にする事がない船底(ハル)。よく見ると船底(ハル)には線みたいな筋が付いているのはご存じの方も多いと思います。

下の画像はSEA-DOO(シードゥー)GTI 130の船底です。赤い矢印で示した線みたいな筋がチャインとい言われます。

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このはチャインは波切りをよくし船体にかかる抵抗を軽減します。また停泊時には横揺れを抑えてくれる働きもする、優れものなんです!このチャインは各メーカーの機種ごとに異なる形状をしており、全ての機種のチャインは各メーカーの技術方が試行錯誤やテスト走行を繰り返し、計算しつくされた最適な形状となっていますので、船底を傷つけたりしないよう気を付けて乗りましょうね!

 

上記でご紹介したチャイン以外にも各メーカーが現在発売している機種ごとに、ハルには普段では気付かない秘密が隠されています。

SEA-DOO(シードゥー) GTXやRXT系に使用されているS3ハル。このS3ハルには右・左舷側後方にステップ(段差)が付いています。このステップを付ける事により、走行時に気泡をわざと発生させ水の抵抗を減らすと共に低圧ゾーンを生みだし、ハルを水面に張り付けているんです!

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YAMAHA(ヤマハ) 2015年以降のVX系に使用されているVXハル。素材には「Nano Xcel」を採用し従来より約25%軽量化され、更に強度は約15%向上しています。またライドプレートとハルの間に段差を設ける事により、横滑りを防いでくれます。この少しの段差が大きな役割を果たしてくれるんです!

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Kawasaki(カワサキ) ULTRA系のハルには船首に4段の段差が設けられています。この4段の段差をKSD(カワサキ・スプラッシュ・ディフレクター)と呼び、走行中にライダーにかかる水しぶきを抑えてくれます。

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上記でご紹介した以外にもハル形状にはメーカーが工夫を凝らした秘密がたくさん隠されています。そんなハルをこれからは傷つけないように、浅瀬や岩場に気を付けて大切にジェットに乗りましょう!

 

船底の秘密お教えします!ネオスポーツ

 

服部顔イラスト

 

はっとり