ここまでなら許せるクリアランス
2016年2月24日
[点検・メンテナンス]
吹け上がるけど進まないのはウェアリングという部品に問題があるかもしれません。
SEA-DOO艇になりますが、このポンプのジェットもMAX の半分のスピードも出なくなってしまいました、、
ウェアリングにキズがついてはいけないのは、インペラとウェアリングのクリアランスが
広くなるからなんですよね。
SEA-DOOのサービスマニュアルに記載されている数値を見ると、
クリアランスの許容最大値が0.35㎜になっています。ここまでならギリセーフですよ!と言った感じですが、
この数値を踏まえたうえで、このポンプのクリアランスはどうなっているのか隙間ゲージを使って計ってみます!
まず許容最大値の0.35㎜の隙間ゲージを入れます。
まだまだ余裕があるのが分かりますか?
ウェアリングのキズとしては重症ですね、、
最終的には隙間ゲージのプレート0.8㎜と0.7㎜の2枚重ねでピッタリになりました。
クリアランスなんと1.5㎜!
許容最大値の4~5倍の数値ですが、さすがにスピードもガクッと落ちるみたいです。
吹け上がるけど進まない!
最初よりスピードが落ちた!という方はインペラ・ウェアリングのクリアランスが広くなっているかもしれないですよ。
鈴木