レゾネーターを溶かす原因は?
2016年7月13日
[点検・メンテナンス]
SEA-DOO艇です。
レゾネーター、そして排気音センサーと溶けてしまったジェットの修理が入ってきました。
レゾネーターは排気音を低減する消音器になる部品で、排気音センサーは排気の温度を検知しています。
この2つの部品は排気系統についていますが、なぜこんな風になってしまったんでしょう!
お客さんに話を伺うと「海藻などが多い所を通ってきた、そこから不具合が出た気がする」との事でした。
一番考えられるのは、排気の冷却系統に海藻などが詰まってしまい、排気音をしっかり冷やすことが出来なかったという事ですね。
SEA-DOO艇は間接冷却なので、吸水口から取り入れた水が矢印のようにエキゾーストを冷やしています。
どこかの冷却経路が詰まって、冷やされなかった高温の排気がプラスチックのレゾネーターから順番に
溶かしていったんでしょうか!
これで怖いのは、レゾネーターやそれに付くゴムホースなど溶けて穴が開いてしまうと、そこから水漏れが始まるという事です。
たった海藻の詰まりから浸水までしてしまうのは絶対に避けたいことですね!
海藻など異様に多い箇所は避ける、排気音の警告が鳴ってもエンジンを掛け続けない!
これらに注意して楽しいジェットシーズンにしましょう!
ネオスポーツ鈴木