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クーラントサブタンク空っぽの恐怖!

SEA-DOO艇2008年モデルのジェットです。

 

点検に持ち込まれたジェットを覗いて見ると、クーラントのサブタンクが空っぽではありませんか・・

少し脱線しますが、知らない方の為にもクーラント液に付いて考えてみると、、

SEA-DOO艇にクーラント液が使用されているのは、間接冷却方式と言い、エンジン冷却通路にクーラント液を循環させる事でエンジンを冷却させている、冷却水の役割を担っています。

 

しかし、エンジンの熱を吸収して高温となったクーラント液自体も冷やさなければいけないという事で、登場するのはサーモスタット(温度調節器)という部品です。

クーラント液がある一定の温度に到達すると、サーモスタット内のバルブが開き、クーラント液を冷やす為の通路が開かれます。

その通路の先にあるのは、ライドプレートです。

ご存知の方もいるかと思いますが、SEA-DOO艇にとってライドプレートはクーラント液を冷やす熱交換器の役割を担っていたんですね。

 

話は戻りますが、なぜクーラントのサブタンクが空っぽだったのか??

いくつかの原因を推測しましたがさておき、私が本能的に船底を覗いて

確認した箇所。

そうライドプレートです

熱交換器でありながら、外部との強い接触で穴が開き、大切なエンジンの冷却水を海にばらまいてしまう!

という毎シーズン1回はあるかないかの修理事例でしたね。

 

穴が開いていた箇所から引きの画像を見てみましょう

 

ガリガリッと砂利か岩場に乗り上げたような感じですかね。

そしてこのライドプレート、約4万円もする高額な部品です。

浅瀬の航行・乗り上げには気を付けましょう!

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ネオスポーツ鈴木