まるで都市伝説!?〇気筒でエンジンが回った!?珍事例
エンジンの未知なる可能性に感服しています。サービスの鈴木です。
というのも、、まるで都市伝説のような修理事例があったのでご紹介します。
あるお客様が、自身で愛艇(SEA-DOO艇)のスパークプラグの交換を行い、その後、ジェットに乗ろうと
海に浮かべエンジン始動したところ、
アイドリングが不安定で、エンジンの揺れも大きく、そのあとエンスト…
陸に揚げて、エンジンルーム内を確認してみると・・・
イグニッションコイルのカプラーの接続が2か所切れてるではありませんかー( ゚Д゚)
プラグ交換時に気を付けなければいけないとこですねー
※再現画像 外れた気筒場所までは不明
もちろんカプラーをしっかり付け直せば症状は戻ります。
SEA-DOO艇は直列3気筒エンジン(シリンダーが3つ)なので、その内の2気筒のプラグが点火されていなかった事になります。
つまり、エンストはするものの水上で1気筒だけの燃焼(膨張)で生まれるトルクで動いていたことになりますね、、
す、すげー…!!
しかし冷静に考えても、300馬力のエンジンの1気筒分だけ動いていたので100馬力・・という計算にはなりません。。
点火しなかった場所のシリンダーはエンジン回転の抵抗となって働くので
エンジン出力(馬力)も相当落ちてしまい、不安定な振動も発生してしまうと思います。
その前にエンジンが掛かるかですが・・この状況は
エンジンに多大な負荷がかかる為、相当危険なのは間違いないです!
それで、、点火していなかった箇所のプラグを外してみると、、
先端が濡れて又は湿っている場合があります。これはガソリンです
プラグの点火がない状態でも、インジェクターからのガソリンは噴射され続けるので
燃焼室にガソリンが溜まる原因にもなってしまいます。これも後々カーボンが発生してしまい厄介です
とはいえ、点火系統のカプラーやイグニッションコイルがしっかり差し込まれているか、
プラグを交換された場合は、しっかりチェックしておくことが重要ですよ!
特にカワサキ艇のプラグコードは、番号が決まっているので抜き差しの時は確認しましょうー↑
謎は少し残る形ですが、エンジンってすげー(^^
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