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過去の事例から振り返る。~エンジン粉吹き事例から学ぶ教訓を今~

こんにちは、サービスの鈴木です。

 

久しぶりにPCの写真フォルダーを整理してみたのですが、過去の懐かしい修理写真が出てきました。

その中で1年ほど前でしょうか、エンジン水没に関する写真で衝撃的なものを見つけたのでご紹介します。

 

画像はSEA-DOO艇です。

あれは蝉の到来が梅雨明けを予感させる時期・・エンジン粉吹き事例として私の心に深く刻まれている修理です

 

原因は確か・・お客様がで使用している時に

転覆→エンジン不動→曳航(牽引してもらう)

この一連の流れが、海水でのエンジン水没と至った原因だと思われます。ちなみにこの時6月初旬頃。

 

それから梅雨の期間を終え約一か月後に修理依頼

不動エンジンの圧縮値を測定しようと

プラグを外してクランキングをすると、プラグホールから惜しげもなく粉を拭くエンジン。。圧縮は0。

 

ここからは、エンジン全バラした当時の画像をご覧ください

 

エンジン吸気バルブ側

 

エンジン排気バルブ側

 

吸排気バルブ正面から

 

固着したピストンリング

 

錆で変色したローター

 

燃料系の部品、インジェクターも

 

金額の面でもエンジン破損やこのレベルだと、

もう今年モデルの新艇が頭をよぎる方もいらっしゃいます(オススメです)

 

冗談はさておき、過去の事例を引っ張ってきましたがこれからの時期に実際に起きた事例になります

一つ言えるのは

浸水や水没艇はサビや塩害の進行具合から「時間との勝負と心掛けておくようにしましょう。

1か月間の放置プレイはエンジン粉吹くの実証済みです。

 

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