「ポンプ修理」実際いくら掛かる??KAWASAKI編
こんにちは、サービスの鈴木です。
前回のブログ↓では、SEA-DOO艇のポンプ修理に掛かる費用についてお話ししました。
「ポンプ修理」実際いくら掛かる??SEA-DOO編
今回はKAWASAKI艇の「ポンプ修理」に掛かる費用、そしてどういった修理があるのかご紹介していきます。
<ケース1>
もしKawasaki艇が走行中、ポンプケースに異物を吸い込んでしまったら・・
<ちょこっと説明>
前回のSEA-DOO艇ポンプケースとの違いは、ウェアリングが付いていないという事ですね。
ですがインナーハウジングの淵をご覧ください、ステンレス製の円筒のスリーブが打ち込まれているのが分かると思います。
このステンのスリーブ、プラスチック片や小石、小枝くらいでは致命的な傷が付きにくいのが最大の利点ではないでしょうか。
上のケース「走行中に異物を吸い込んでしまった場合・・」
その異物によっては、ポンプケースを脱着して異物を除去しそのまま使用する事も可能な場合もあります。
KAWASAKI艇ポンプ脱着インペラ脱着工賃 12960円
もし固い異物などで、インペラの損傷が激しい場合はこうなります。
(例)ULTRA310LX インペラ(社外)40000円 インペラ(純正)40932円
工賃含めた合計 インペラ(社外)52960円 インペラ(純正)53892円
では他の事例も見ていきましょう
<ケース2>
もし走行中、ポンプから異音がしてきたら・・また走りも遅くなったら・・
<ちょこっと説明>
初めに、kawasaki艇のポンプハウジングにステンレスのスリーブが
打ち込まれているという話をしたと思いますが、
SEA-DOOのウェアリングのように、このスリーブのみ交換する事は出来ません。
一長一短ポンプにもあるものですね
順に説明しますと、上のケースで考えられるのは、ポンプのスリーブとインペラの隙間が広がったか、
逆にサビの発生でインペラと干渉してしまう場合もありますね。
この場合、内部の構成部品含めポンプハウジングの交換が必要になります。
(例)ULTRA-LX 2015
kawasaki艇ポンプケースOH工賃 17280円
ポンプハウジング金額 23652円
内部構成部品 9601円 ※状態により追加注文有※ 合計50533円
また「走行中、ポンプからの異音」という点では、内部のベアリング不良の場合もあります。
ポンプOH工賃+内部構成部品=26881円 特に異常が無ければこうなります
(番外編)
他に気を付けていただきたいのが、
ポンプハウジングのガイドベーンが欠けた事による走行不良です。
この部品はインペラの回転により、渦巻き状になった水流を整えて推進力を上げる役割を持っています。
石などの固い物の巻き込みで欠けてしまう事があり、インペラを交換しても走りが良くならない!といった症状は
このガイドベーンが欠けているのかもしれません。。
不具合状況にもよりますが
Kawasaki艇オーナーの方はご参考程度にお考え下さい。
ではYAMAHA編も近いうちに投稿していきたいと思います。
KAWASAKIの正規販売店 ネオスポーツ
鈴木