気になるあの法定安全備品「信号紅炎」を使ってみました!
船舶の法定安全備品の一つに「信号紅炎」があります。
この「信号紅炎」は、海上などで機関トラブルが発生し、救助を求める際に他の船舶や航空機などに自船の位置を知らせる為に重要な役割を果たしてくれます。
そんな信号紅炎、いざという時に使い方が分かりますか??
そこで、いざという時の為に信号紅炎を使い方をご紹介します!気になっていた方、必見ですよ!
まず信号紅炎には期限があります。今回は実験の為、使用期限の切れた物を使用しましたが、もちろん法定安全備品として認められているのは、期限内の物に限りますので、必ず乗船前に期限を確認しましょう!
①ケースから取り出します
取り出した信号紅炎は2本セットになっています。
②2本セットの信号紅炎を1本づつに分解します
メーカーによって分解方法は異なりますが、今回使用した信号紅炎は左右に引っ張るだけで、簡単に外す事ができました。
③キャップを外します
ネジ式になっている赤い部分を回してキャップを外します。外したキャップ部にはスリ紙が張り付けてあるので、濡らしたり無くしたりしないように気をつけて下さい。
④信号紅炎本体のマッチ部とキャップ側のスリ紙を摩擦し点火させます
キャップを外すと下の画像のようになっているので、火薬の先端とキャップのスリ紙部をマッチのように擦ります。
➄点火後は腕を伸ばし、火の粉等が手に当たらないようにする
点火後は想像以上の火力に驚きますが、しっかりと持ちましょう。そして風向きを考慮し、風下へ筒先を向けます。決して振り回したりしないようにしましょう。
⑥燃焼が終了したら、海水などで消火する
燃焼終了後は、確実に消火しましょう。消火をしないと、持ち手の部分まで燃焼し、火傷をしてしまう恐れがあります。今回の実験でも消火を行わなかった柄は、下記の画像のように焦げているのが分かります。また、柄の部分が燃えてしまった時もありましたので、確実に消火をしましょう。
以上のように使用しますので、皆さんもいざという時の為に覚えておきましょう!
また今回は実験を行う前に、海上保安庁や周辺の漁協へ信号紅炎使用の周知を行っていますので、非常時以外に信号紅炎をむやみに使用しないようにしてくださいね!
法定安全備品は必要だから定められています!ネオスポーツ
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はっとり